2007年10月20日

07年10月度メンテオフ会

今日は朝から良いお天気でしたね!

10月も中旬を過ぎ、すっかり秋らしくなりました。
暑くも無く、寒くも無くで、絶好のメンテの季節です(笑)


今日はTちゃん邸で、アストロ顔のTちゃんサファリのメンテオフ会
をしました。


CIMG2550.JPG

CIMG2551.JPG
Tちゃん宅へ行く途中、Tちゃんに教えてもらったコスモス畑
へ寄り道しました。
一面コスモスの花が満開です。
すごく綺麗で、イイ香りでした。とても心が癒されます。







さぁ!ではTちゃん邸に向かいます!


今日のサファリメンテのメニューは、
『フューエルフィルター交換』『フロントハブOH』『ファンベルト交換』です。

まずはフューエルフィルター交換から。
交換手順はココをクリック!!
CIMG2552.JPG
↑交換されたTちゃんサファリのフューエルフィルター


次にフロントハブのOHをします。
アストロ・サファリなどで、RWDの車種にはフロントにハブ機構があります。
(ちなみに、アストロ・サファリAWD車はこの機構ではありません)

そして、この機構のアストロ・サファリなどのRWD車は、25,000km〜
30,000km走行ごとにハブのメンテが必要です。


これは、トラックベースのなごりで高荷重をハブで受け止めれる
様にテーパーローラーベアリングがディスクローターのIN側と
OUT側にそれぞれ組まれており、ナットの締め付け与圧で保たれて
います。


14〜15年前まで、国産車のトヨタや日産などのFR駆動車のフロント
ハブにもこの機構が採用されていました。

しかし、近年はエンジンやボディーの軽量化に伴い、高荷重を保持
する必要もなくなりました。

また、コストダウンの一環でテーパーベアリングを廃止し、単価が
安くグリスUPの必要もないラジアルベアリングに移行しました。

現在の国産車でハブに円錐コロ軸受けや円筒コロ軸受けを使用して
いるのはトラックか建機位ではないでしょうか?


前置きが長くなりましたが、では作業に取り掛かります。


CIMG2554.JPG
↑フロントをジャッキUPしリジットラックを掛けます。
↑そして、ホイルを外します。

CIMG2555.JPG
↑ハブのダストキャップを外します。マイナスドライバーをハンマー
↑で優しく叩きながらスキマに差込みコジります。

CIMG2558.JPG
CIMG2557.JPG
次にキャリパーを止めているボルトを外します。
上下のボルトは3/8の六角です。
(くれぐれもブレーキホースのボルトは外さないで下さい)
外したキャリパーはロアアームの上に置き、落ちてこない様に
ヒモ等で縛っておきます。

CIMG2559.JPG
続いて、ハブナットを止めているコッターピンを抜きます。

CIMG2560.JPG
コッターピンが抜けたら、ハブナットを外します。
ハブナットのサイズは27mmです。
ハブナットを抜くと、ハブナットワッシャーとOUT側のベアリング
を外します。
ローターを少し手前に引くと、上記の2点が出て来ますので、地面
に落とさない様慎重に受け止めます。

↓ローターが外れました。
CIMG2562.JPG
地面にウエスを敷き、その上にローターの外側を下にして置きます。
次にIN側のベアリングを外す為、オイルシールを撤去します。
シールプーラーがあれば簡単ですが、無ければ画像の様にテコになる
物をローターに置き、マイナスドライバーを差しハンマーで叩けばオ
イルシールは外れます。
この際、ローターのハウジング部を傷付けない為にマイナスドライバ
ーはあまり深く差し込まない様注意が必要です。

CIMG2563.JPG
INとOUTのテーパーベアリングが外れたらパーツクリーナーで
丁寧に古いグリスを洗います。
洗浄し終わったら、ベアリングの内輪やリテーナー部及び、コロ部に
剥離や損傷が無いか点検します。
(画像はOUT側のテーパーベアリング)

CIMG2561.JPG
スピンドル部も清掃します。画像白○部はABSセンサーです。
そして、スピンドルシャフト部も剥離等が無いか点検します。

CIMG2564.JPG
ローターのハウジング部(テーパーベアリングの外輪部)も清掃します。
清掃後、テーパーベアリング外輪の転動面も剥離等が無いか点検し、
画像の様にグリスを外輪とスピンドル受け部に塗布します。


CIMG2565.JPG
そして、テーパーベアリングのグリスUPをします。
画像の様なグリス封入器(ベアリングパッカー)があると便利ですし
確実にグリスを封入出来ます。
パッカーにテーパーベアリングの保持器と内輪がツライチになって
る方を下にして入れます。

CIMG2566.JPG
次に、パッカーをセットする為ベアリングの内輪に当るまで
締め込んで行きます。

CIMG2567.JPG
パッカーをセットしたら、グリスガンとフレキシブルホースをパッカ
ーに差し込み、グリスを入れて行きます。
ここで、使用するグリスですが、一般的にウレアやリチューム系など
のベアリンググリスでも構いませんが、私は耐圧性を考慮しモリブデ
ン系のグリスを使用しています。

CIMG2570.JPG
↑まんべん無くグリスが入りました。
↑IN側・OUT側のベアリングそれぞれにグリスを入れます。

CIMG2569.JPG
↑スピンドルにもグリスを塗布しましょう。

CIMG2571.JPG
では、IN側のベアリングから組んで行きます。
ローターハウジングの外輪部にベアリングを入れます。

CIMG2572.JPG
そして、ハウジング部にオイルシールを入れます。
オイルシールは必ず新品を使用して下さい。
オイルシール品番 290−257(アストロ・サファリ全年式共通品番)

CIMG2574.JPG
そして、オイルシールを圧入します。
画像の様なシールハンマーを使い、均等に圧入しなければなりません。

CIMG2575.JPG
↑均等に圧入出来ました。オイルシールのリップ部にも薄くグリスを
↑塗りましょう。

CIMG2576.JPG
では、ローターを復旧します。
スピンドルシャフトに慎重にローターを組みます。
仮組みした状態で、『OUT側ベアリング→ハブナットワッシャー』の順
で入れて行きます。

CIMG2577.JPG
そして、ハブナットを組みます。
ここで、注意しないといけないのは、ハブのテーパーベアリングは
このナットの締め付けトルクの与圧で保持されています。

つまり、締め過ぎてもダメ!緩過ぎてもダメ!
と言う事なんです。

手順としては、16〜18Nm位のトルクで一旦キツク締め付けます。
その後、ローターを手で回し、グリスを馴染ませます。
そして一度緩め、再度5〜10Nm位のトルクで締めます。
この時、ローターを手で揺すり、ガタやグラツキが無いかチェック
して下さい。

そして、コッターピンを入れる訳ですが、必ずしもハブナット切れ山
部分とスピンドルシャフトの穴の位置に合う訳ではありません。

どうしても合わない場合は上記の作業を繰り返し、最終締め付けの
位置から1/2回転以上ナットを緩めない位置でコッターピンを入れて
下さい。
気長にやれば、必ず合う位置が出て来ますので根気が必要です。


CIMG2578.JPG
コッターピンが通ったら、出た先を外側に曲げ、余った部分を
ニッパー等でカットします。

そして、ハブのダストキャップをはめます。

ブレーキキャリパーを取り付ける前に、必ずローターのディスク面
に付いたグリスや油分をパーツクリナーで除去しましょう。
もちろん、表裏両面です!

最後に、ブレーキキャリパーを復旧して完成です。




そして、ファンベルト交換です。
CIMG2579.JPG
まず、エアクリーナーケースAssyを撤去します。
エアフロメーターのセンサーを外し、インジェクションに繋がる
ホースバンドを緩めれば簡単に外れます。
そして、ファンシェラウドのアッパー側を撤去します。
10mmのボルト7本で止まっています。

CIMG2580.JPG
エンジンを正面からみて左側にベルトテンショナーがあります。

CIMG2581.JPG
このベルトテンショナーの外向きの部分のフィラー部(画像矢印部分)
に、3/8のエクステンションを差込み、下に向かって力を加えるとフ
ァンベルトのテンションが開放されます。

CIMG2583.JPG
力を加えた状態を保持し、アイドラプーリー部のベルトを手前に引く
とファンベルトが外れます。

外したベルトと新品のベルトの長さを確認し、問題が無ければバラし
た逆の手順でファンベルトを組みます。
ファンベルトが各プーリーを通る訳ですが、分らなくなってしまった
場合は、ボンネット裏か、コアサポート部分等にファンベルト位置図
のシールが貼ってありますので、そちらを参照して下さい。

そして、ファンシェラウド・エアフロメーター・エアクリケースを復
旧し、すべての作業は完了です。





今日は秋の一日、Tちゃん邸で家族でBBQをしながらの楽しいメンテオフ会でした。


とても美味しいお肉をご馳走様でした〜
さんくす〜Tちゃ〜ん!!


posted by ロバート少佐 at 23:50| 兵庫 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | タホ・アストロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
メンテUPご苦労様でした。
そしてお肉おいしかったですm( __ __ )m
昨日は、3つも作業が出来、とっても充実の1日でした。

ハブの仕組みとナットの締め付け具合の微妙さは
なるほどザ・ワールド!でした(古っ!)
専用のハンマーやグリス注入カップも存在を知らなければ
適当にやっていたかもしれません。
ハブが焼きつくと大変ですもんねー

ベルトのスペアも作れたし、最高の1日でした。
毎回毎回ありがとうございます。

今回は、ロバート亭、
じゃなくてロバート邸にお邪魔することになってたのですが、
娘の中耳炎の為、急遽来て頂いてありがとうございます。
夕方から急に冷え込んだので
皆さん風邪を引かないようにご注意下さい。

毎茶コルベットのカラカラ音は、今日、SHOPに
持って行って下回りを覗いてもらうと言ってました。
何かに干渉してカラカラ音が出てるだけだといいんですが
・・・

うちも、毎茶号もおじいちゃんなので、いたわりを持って乗らないといけませんね!
急に走って心不全や、今回のように不整脈のような症状がでないように・・

昨日のメンテはさしずめ
人間で言うと
フェールフルターは消化器系の粘膜改善。
ハブは膝関節の軟骨、靭帯移植。
ファンベルトは心臓の筋力回復ってところですか!

何にせよ、日頃の体調管理と早期発見、早期治療が
大事ですね!

ありがとうございました〜
(o ̄∀ ̄)ノ”今日も良馬場で〜!



Posted by Tちゃん at 2007年10月21日 07:48
今日は良馬場、ありがとうアサクサキングス!
ということで
朝から意味なく書き込みのあと朝食前に小1時間ドライブしてしまいました。
特に体感できるパーツ交換ではなかったんですが、
なんとなく車の健康維持の為にいいことできたんで
すぐに乗ってみたくなりました。

ところで昨日の毎茶のコルベットの件ですが、
カラカラは触媒からだったそうです。詳しくは聞けてないんですが。
そして入院しましたそうな。

ご報告まで。。
あー今日は一日、会議資料作成で遊びにいけませんでした。
ロバート氏は、どこかに遊びに行ったと推測するのですが、、、、

さぁ資料出来たので今から晩酌でおます。
ε=ε=┏( ・∞・)┛ブヒヒヒー♪
Posted by Tちゃん at 2007年10月21日 20:05
Tちゃん>

亀レスすいません!!

昨日はこちらこそありがとうございました!!

とても楽しい1日でしたね〜

またやりましょうね!!

毎茶コルベット、触媒でしたか〜
と言う事は、触媒の中のハニカムペレットが
脱落し、異音の原因と言う訳っぽいですね・・・。

けど、タペット音で無くて良かったっす!!
Posted by ロバート at 2007年10月21日 20:59
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